【歯科医師が教える】1日5分で若々しい印象をつくる「お口の筋トレ」

「顔がむくみやすい」「顔が疲れてみえる」「たるみやシワが気になる」という男性は、お口まわりの筋肉が低下しているのかもしれません。この記事では、歯科医師が考案した ”お口の筋トレ” についてお伝えしています。1日5分、0円でできる方法です。具体的なやり方を紹介するYouTubeのリンクもありますので、ぜひ試してみてください。

この記事の執筆者

サウラデンタルクリニック青山・院長
堀 滋 先生(歯科医師)

サウラデンタルクリニック青山
https://hori-dental.com/

筋肉量の低下が引き起こすトラブルとは

全身の筋肉量は年齢とともに減少しますが、これはお口まわりの筋肉もおなじです。

ここ数年は、コロナ禍のマスク習慣やリモートワークなどが重なり、リアルなコミュニケーションの機会が減ってしまいました。

そのため、お口まわりの筋肉の使用頻度が激減し、高齢者だけでなく全世代で「お口まわりの筋肉の機能低下」が進んでいる傾向にあります。

特に「舌」周辺の筋肉の劣化は、低位舌による口呼吸をひき起こし、さまざまな全身トラブルへとつながります。

お口の筋トレによる美容効果

お口の中にあるベロ(舌)はそのほとんどが筋肉なので、ベロを鍛えることは健康と美容につながります

筋肉は何かを動かすためのものだけではなく、血流を維持したり自律神経を刺激するなど、想像以上に多くの働きがあります。

そんなベロの筋肉をしっかりと動かすことで、

  • 皮膚の細胞が活性化される
  • むくみの解消
  • シワの解消
  • 顔色がよくなる 

など、若々しさを保つことにつながります

うれしい健康効果も!

ベロ(舌)の筋肉をしっかり動かすことで、唾液の分泌もうながされます。

その殺菌作用・自浄作用・抗菌作用などにより、

  • インフルエンザの予防
  • 虫歯や歯周病の予防
  • 口臭の予防

にもなります。

さぁ、私(堀 滋)が考案した毎朝5分の「WaiWaiスマイル体操」で、固まった筋肉を効率的に動かして、機能低下を予防しましょう!

お口の筋トレ「WaiWaiスマイル体操」やり方

朝起きたら、必ず体操前にうがいをしてお口の中の細菌を洗い流し、粘膜を湿らせてから始めてください

スマイル・ワイワイ・グルグル・ベーベー・ゴックンが基本動作です。

1. スマイル
姿勢を正して鏡の前に立ち、自分に向かって、口角を上げて笑顔を10秒キープ。

この時、上下の歯は離す。

鏡の前で行うことで、潜在意識に「笑顔の筋肉パターン」がインプットされます。
2. ワイワイ
『うー』『わー』『いー』と一言づつ、オーバーに口を広げて2回発音します。

唇が左右対称の小さい丸、大きい丸、横長の楕円形になるよう意識してストレッチ。
3. グルグル
舌を「歯と唇の間」に入れて、唇を押し広げます。

顔のシワを伸ばすように押しつけながら、右回りに2回ぐるぐる回す。

次のターンでは左回りに回します。
4. ベーベー
姿勢を正し、舌を床と平行になるように真っすぐ前に、ゆっくりと2回突きだす。

舌と一緒にあごが前に出ないよう、意識して行う。
5. ゴックン
ゴックンと飲みこむ動作を、舌を上あごに強く押しつけながら2回行います。
6. スマイル
再び笑顔をつくり、自分の顔を10秒間見つめて終了です。

以上の動きを、毎朝5クール行ってください

しっかり動かせていれば数週間で首まわりが引きしまり、

  • 首まわりの筋肉
  • 胸の前の筋肉
  • 首の前の舌骨

がよく動くようになったのを実感できると思います。

※個人差があります。

以上、文:堀 滋

お口の筋トレ「WaiWaiスマイル体操」動画

こちらのYouTubeで、より詳しいやり方をご覧いただけます。

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